本と音とそれから語学、私ブログ。

自分の思いを一つ一つ紡いでいく。

自分と相手を大切にしたいから

 

私はある時思った

 

 

自分ごとにできる人が多ければ、

傷つかなくて済む。と

 

 

私は小さい頃から思っていた

 

感覚が人とは違うかも…と

 

 

人が怒られているのを見て、

自分が怒られているように感じ、

当分の間、ビクビクしている

 

 

親と兄弟が喧嘩をしているのを見て

なぜか私が泣いている

 

 

人の声色や表情の小さな変化を

案外、すぐキャッチする

 

 

地元のお祭りとか、

テーマパークとか、あんまり興味がない

 

 

それよりも、小さなカフェや

ちょっとしたバーなんかで結構

 

 

一人が好きで、苦としない

 

 

割には人に興味がありあり

 

 

そんな私が一番嫌いなことが 

 

 

傷つけられること

 

 

というなんや、詩みたいやね、な人

 

 

 

このことをはっきり自覚したのは

実はここ最近のこと

 

 

大学に入ってから

 

 

私は昔から、

心理学とか哲学とか、

 

 

目には見えない概念的なものが好き

 

 

ちょっとした動作や表情で

相手が図るものをわかろうとしたり、

 

 

ふとした行動や声色の変化で

自分に向けられている感情を推し量る

 

 

なんか、スピリチュアルの世界だけど

これがなんと現実の世界あるのだから

どうにもならんのである

 

 

 

そんな感受性の鋭さ

長らく悩まされ、現在進行形なのだ

 

 

とは言いつつも、

なんだかんだいって、

とりあえず高校までまともに通ったし、

大学も自力で入って、辞めてない

 

 

そう、とりあえずは上手くいくのだ

 

 

友達は少ないかもしれないけれど、

毎日、講義も受けるし、

学外でもガチャガチャしている

 

 

精神看護とかをやると、

なんかの精神病…と思いそうになるが

そんな感じはない

 

 

骨折はレントゲン取れば分かるし、

傷も傷そのものを見れば分かる

 

 

けれど、精神的なことだけは

 

目には見えない

 

相手が辛いといえば辛いし、

苦しいといえば苦しい

 

以上なのである

 

 

 

そんな私に思わぬ情報が飛び込んできた

 

これかもしれぬ、と

 

 

www.tukishiro01.com

 

 

なんだか救われたようだった

 

そうそう、それそれと

心の中で囁いた

 

 

高校の数学の時間、

とにかく速く速くと言われた

 

この問題を何分で解け!

 

口は悪いが、

うっさいボケーーじじいーー!!

速く解けたら何がすごいんやーーー

(と心の中で叫んでいた)

 

 

まぁ、そんなことを叫べるわけもなく

大泣きしながらやっていたのだが、

もう感情は大炎上である

 

 

その時には解けるはずもなく、

朝早く起きて、朝勉して、

課題をとりあえずこなして、

気づいたら唇に疲労ヘルペスが…

 

 

 

私がこの概念を知って

共感したのが、

 

  • 騒音とか、ざわざわが苦手
  • 暴力的な映画は見ない
  • 競争やスピードを求められることが苦手
  • 取り巻く環境の変化に気がつく etc…

 

 

そのほかにもたくさんあるのだが、

もっとも注目する点は、

 

 

疾患ではなく、特性だということ

 

www.hsp-hss-ls.com

 

 

忘れっぽいとか、飽きやすいとか

そんなものと同等で、感じやすい

 

 

 

ただ、もちろんすべてが当てはまるわけではない

 

人とコミュニケーションをとることは好きだし、

たぶん内向的でもない

 

引っ込み思案でもないし、

人付き合いもできる

 

 

 

ただ、

周りの人たちが簡単に受け流せるハサミ

私には大きなナイフになってしまう

 

 

ちょっと声色が変わると、

あ、気が使えてなかったかな・・・とか

 

 

表情が険しくなると、

話が面白くないかな・・・

私ばっかり話してしまったかな・・・とか

 

 

予想外のことを言われると、

その時の場面を何度も想起して、

 

あの時、ああしてれば、こうしてたら、

そんな「たられば」に苛まれる

 

 

そして、最もたちが悪いのが

 

 

自分とは無関係のことにも

このことが当てはまってしまうこと

 

 

高校生までは、この特性が

悪い方に悪い方に出ていた

 

 

 

しかし、大人になるに従って

 

この特性で良かったかもと思えるように

 

 

感受性が強くて困るけれど、

それがなければ興味も生まれない

 

 

人の苦しみや困りごとを感じ取れるから

社会問題や、課題を見つけやすい

 

 

自分の神経をすり減らすことになるけど

他人事を自分ごとにできる

 

 

度が過ぎることもあるけれど、

相手の気持ちになって行動できる

 

 

感受性が豊かだから、

ピアノ感情をつけることができる

(まさに、奏でるというやつ)

 

 

登場人物に感情移入しやすいから

暗黒中学期読書で乗り越えることができた

 

 

案外、いいこともあるもんである

 

 

 

 

この文章の冒頭に書いた

 

自分ごとにできる人が多ければ、

傷つかなくて済む

 

 

その感性が過剰すぎると、

自分が苦しむこともあるけれど、

 

 

【 自分だったらどう思うか 】

 

 

 

私が中学時代に抱いていた大人の姿は

 

これらができない人たちだった。

 

 

大きくなるにつれて、

できることも増えるけど、できなくなることも増える

 

 

その中の一つが私はこれな気がしてやまない

 

 

当たり前のことができなくなる

 

それが大人だと思っていた。

(今でも少し、思うことはあるけど)

 

 

 

この世の中には、いろんな心を持った人がいる

 

 

 

自分の価値のものさしだけでは

測ることのできないこともある。

 

 

 

だからこそ、私は声を大にして言いたい

 

 

 

他人に何かをするとき、

他人に言葉をかけるとき、

 

 

一度、立ち止まってほしい

 

 

自分が相手の立場ならどう思うかな・・

 

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Fin.