本と音とそれから語学、私ブログ。

自分の思いを一つ一つ紡いでいく。

生きていこう。不器用にでも。

朝早くから雪かきを頑張ってくださっている方

またもや日本海側を寒波が襲うようです。

どうしましょうか。

そろそろお日様が恋しいペラです。

 

春休みに入りまして、

学部のキャンパスの都合上、

鳥取市にいるのもあと少し。

ということで、

カフェ巡りをしているのですが、

その旅についてきてくれている本があります。

 

まあ、その本も旅の最中に買ったんですが。

では、いきますよー。

 

#生きていこう。不器用にでも。

せっかくだからさ。

『社会人大学人見知り学部卒業見込』

若林正恭

 

社会人大学人見知り学部 卒業見込 画像 に対する画像結果

社会人大学人見知り学部 卒業見込 画像 - Bing images

 

この世の中には出来事を

ポジティブに考えられる人と

ネガティブに考えてしまう人がいます。

 

上手に人の懐に入って

自分のものとして吸収してしまう

とんでもない人間が

この世には存在しています。

 

でも、なかなか殻を破ることができず

人によって態度を変えたり、

弱さが見せられなかったりする人がいるのも

事実です。

 

でもですよ、この本を読んで

なるほどなと思ったことがあります。

 

恋人といるときの自分、

会社での自分、

両親の前での自分と、

人には様々な自分がいて、

その分けられた一つ一つの自分のことを

ディヴ(分人)と呼んでいた。 

 

平野啓一郎さんの『ドーン』という小説に

出てくるそうなのですが、

この文章の中に出てくる

ディヴという言葉に大変興味を持ちました。

 

私もそうなのですが、

「人によって態度は変えるな!」と

大人から耳にタコができるほど

言われて育ってきました。

 

でも、よくよく考えたら

それって無理じゃね?って思うわけです。

 

実はカフェ巡りと並行して、

「逢いたい人に逢いに行こうプロジェクト」

この春休みを使って開催しているのですが、

その第一弾として、先日、

鳥取だっぴ新代表とご飯を食べに行きました。

 

話をしている中で、

お互いが長女だったこともあり

長女あるあるの話をしていたんです。

 

その中に「甘えられない」という

あるあるが出てきました。

 

お互いに弟と妹が一人ずついるため

自分がしっかりしていないと

そのあとが続かないわけです。

 

だから、自分でできることはすべて

自分一人でしようとします。

ほかの人に助けを求めません。

 

でも残念なことにそれも限界があります。

そこで助けてと言えばいいのですが、

そもそもそう叫べるような環境下で

育っていないので

そのような選択肢がないわけです。

 

もうそうなると道は二つ。

人に気がついてもらうか

自爆するか

どちらかです。

 

私の場合、もっとタチが悪く

大丈夫ではないのに

大丈夫と答え、

爆発寸前で救出してもらったことが

何度もあったような・・・苦笑

 

しかし、大学に入ってから

私の周りにいる人たちは

ほとんどが年上という環境になりました。

 

私だけが十代で、あとは二十代なんて

ざらにあります。

というか、そんな状況が九割です。

 

そうすると、私がずっとほしかった

お兄ちゃんやお姉ちゃんが

沢山いることになります。

 

頼れる存在が山のようにいるわけです。

 

何かあってもこの人たちが助けてくれる

だから、思い切っていこう!

そんな考えにいたります。

 

昔からそうでしたが、

自然と、同級生といる時間よりも

先輩や先生と話してる時間ほうが

長かったなと思います。

そっちの方が

話が合ってたんだなと。

 

幼いながらに、

自分が生きやすいほうを

選んでいたんですね。

 

だったら、それでいいじゃない。

 

自分がお姉ちゃんの時は

お姉ちゃんの顔して、周りを引っ張って、

自分が妹の時は

妹の顔して、やりたいことを

失敗を恐れずやってれば。

 

年上と付き合ってる方が楽なら

それでいいし、

それでいろいろなことに

挑戦できるならそっちの方がいいし。

 

でも、いろいろな自分を使い分けるには

その中に一貫したものがないと

ただの演者になってしまいます。

 

生きることが楽しくなって

想像を現実のものにできる

 

そのためにいろいろな自分で

いろいろな人と関わっていこうと思います。

 

きっと、世渡り上手な人って

いろいろな自分を

無意識のうちにうまく

使い分けている人なんじゃないかなと

思います。

 

でもそれでいて嫌な感じがしない。

 

その証拠に、その人の周りには自然と

たくさんの人が集まってきている気がします。

 

自分で自分の人生を生きるって決めたんです。

 

だったら少しでも

生きやすいほうがいいですよね。

 

てなことをこの本を読んで感じました。

 

#あとがき

この本の作者、若林さんは

あのオードリーの若林さんです。

 

もともとブログとして書いていたものを

エッセイとして文庫化し、

出版されていたようです。

 

だからかわかりませんが、

基本的に笑えます。

 

スタバでこの本を読みながら

幾度となく抹茶フラペチーノを

吹きかけました(笑)

 

「芸人」という、ある意味特殊な環境の中で

遠回りしながらも、不器用ながらに

自分らしく生き道を模索する

芸人・若林。

 

The・人間だな。

 

さて、また面白い本を探しに

文庫本のコーナーに入り浸りますか。

Fin.