本と音とそれから語学、私ブログ。

自分の思いを一つ一つ紡いでいく。

私がこれをする意味

ふと思うことがある

 

高校生の私に響いたのかな、これ

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大学に入ってから、ご縁に恵まれて、

俗に言う、キャリア教育と呼ばれるものに

関わらせていただいている

 

この間、ご縁あって

関わらせていただくようになった

高校生に対してキャリア教育をする

学生団体のリーダーと喫茶店座談会をした

(ちなみに服部珈琲という松江の有名な喫茶店)

 

どうやって高校生が自己開示したいと

思えるような場を作ってるの?

 

私もだっぴという場を知っていて、

そんな場を作ったことがある

 

その団体を作った経緯を聞く中で

尋ねられた質問だったけれど、

うーんと悩んでしまった

 

 

 

私はもともと話すことが好きだった

だけど、同級生とは話が出来なかった

どうしても子供っぽく思えてしまう

 

だから、先生を取っ捕まえて

勝手に話し相手になってもらっていた

 

だから、聞いてくれる人がいたら

自分の意見は話せてしまう

 

けれど、この質問を尋ねられて思った

 

本音って話さない、いや話せない…と

 

 

 

この間、その団体の企画があった

私は残念ながら現場には行けなかったけれど

会議には参加させてもらっていた

 

今回はスケットメンバーも加わって

意見が飛び交う会議

 

高校生のためにワークシートを作り、

高校生のためにコンテンツを考え、

大学生が高校生を思いやる

 

この過程が私はものすごく好き

 

でも、うん、でもだ、

私の頭ではもう一つ出現するものがある

 

 

高校生の時の私に響いたのかな…

 

 

私はとてつもなく頑固だった

これと決めたらそれ以外が見えなくなる

 

そして、最悪なのは

自分の特質に仮面を被して見ようとしないこと

 

きっと高校生の時に大学生と話していたら

こう言われていたに違いない

 

将来のこと、めっちゃ考えてるじゃん!

もう凄いやん!

 

養護教諭になるために

あの大学に行って、

そのために次の模試、こんだけとって…

 

 

うん、確かによく考えてるかもしれない

 

でも、少し立ち止まってほしい

 

サイレンの音や、蛍光灯、

教室や集団行動が苦手で、

他人が怒られているのを見て

心臓がバクバクしている

 

そんな人に養護教諭が務まるかな…

 

ただね、悪い部分だけじゃないよ

数学ができなくて今は発狂してるけど

 

それだけ貴方の感性は鋭い

じゃあ、それを活かせるような

そんな生き方もあるんじゃない?

 

 

 

教員や同級生は夢を否定しない

いや、出来ない

それがその子に合っていないかもしれない

そう思っても、否定は絶対にしない

 

親は少し違う

親心からだろうけれど、

否定も肯定もしてくる

そして、代替案も提示してくる

 

ただ、それは単なる押し付けとしか

高校生には捉えられないだろう

(現に私がそうだった)

 

 

となるとだ、

本当の自分を知るためには

自分で自分の特質に気がつくしかない

自分で自分のことを知るしかないのだ

 

けれど、それは同時に

今までベールを被ってきた自分の弱みに

向き合うことになる

 

きっと泣くし、喚くし、叫ぶかもしれない

 

とてつもないエネルギーと勇気、

本当の自分を受け止めるだけの容量を

小さな思春期の高校生に

背負わせることになってしまう

 

 

でも、もし、その重たい荷物を

半分こにできたら

 

一人じゃなくて、二人で抱えられたら

 

涙や苦しみの先にある自分の姿を

もっと好きになれるんじゃないか

 

これから生きていくことが

楽しみだって思えるんじゃないか

 

 

私は親でも教員でも友達でもない、

三者に求められている気がする

 

 

自己分析の感情浄化に寄り添う伴走者

 

 

泣いたり、何も話せなくなった時に

そっとティッシュを差し出して、

黙ってそばに居てくれるような

そんな人に出会いたかった

 

 

鋭すぎる感性を肯定してくれるような

そんな考え方に出会いたかった

 

 

自分も高校の時、そうだったから

気持ちがわかるよ

 

そう言ってくれる年上の人に出会いたかった

 

 

 

私の勝手な意見だけれど、

〇〇させるという言葉が好きではない

使役はあまり使いたくない

 

 

高校生に気づかせるじゃなくて、

高校生が気づけるようにそっと寄り添う

 

ほんの少しの言葉の違いで

ニュアンスが全く異なってくる

 

言葉の力って不思議ね

 

 

最初の話とあまり一貫性がないけれど(笑)

ちょっと誰とこの件については

ゆっくり話してみたいなと思うのでした

 

 

Fin.