本と音とそれから語学、私ブログ。

自分の思いを一つ一つ紡いでいく。

大学という場所

投稿11回目

いろいろな方に

ブログを読んでいただいているようで

感謝感激雨あられです。

 

先日、米子のホテルにて

ポータブルWi-Fiの充電器を忘れ、

一週間、少し不便しました。

しかし、今日、その充電器を

ホテルのフロントで受け取り

只今、充電しております。

 

ではでは前置きはここまでにして、

今回はここ最近、

気持ち悪いなと思っていることを

ちょっとお話ししてみようと思います。

哲学っぽくなるかもですが、

しばしお付き合いのほど

よろしくお願いいたします。

 

学歴社会

それは人々を学力で持って

ランク付けする世の中のことである。

 

少し前になるが、

教育だっぴで知り合った方に誘われて

食事会に行った。

もつ鍋が目の前に置かれ、

飲み物も頼み終え、

少し話をしているところだった。

 

そこにやってきた青年。

名前こそ忘れたが、

高校を卒業してすぐに公務員になり、

お誘いを受けた方と同じ学校で

事務員として勤務をしているという。

 

トレーナーにジーパン、

黒い帽子を被り、指輪をはめていた。

 

入ってきたときこそ

大人っぽかったのだが、

話し出すと、まるで少年のようであった。

年齢も私とほとんど変わらない。

 

しかし、彼が私と違ったところ、

 

現実を現実のものとして

鋭い視線でズバッと切り裂くところ

 

高校を出てすぐに、社会に出た彼。

毎日、毎日

めまぐるしい日々を送っているらしい。

お茶汲み、職員の給料明細確認、

お客様の接待、ファイル確認、

何から何まで全て行っているという。

 

こないだなんかな、

何十人と人がやってきて、

全員分の給食を準備したんでな、

そしたら、お茶出さないけんでな、

今度はお茶出してな、

それが終わったら、食器洗ってな、

結局、五十人分くらいの皿、

洗っただで。ありえんじゃろ。

 

文句を言いながらも社会勉強をしている若者。

その時間、机に伏せて寝ている大学生。

 

さて、あなたが社長なら

どちらの若者を採用するだろうか。

 

授業中に寝ていても、

授業中にスマホをかまっていても

夜遊びして、授業を欠席しても

大卒という肩書きを手に入れれば

社会では優遇される。

 

日本の飲酒年齢は18ですっけ?

 

一般教養科目の教授がこの有様。

一般教養のない教授による

一般教養の授業。

 

もう、正直に言おう。

大学という場所が今、すごく息苦しい。

講義に出なければいけない日には

もう嫌だーーとなってしまう。

 

やりたいことが多過ぎて、

大学という枠に囚われたくないのに

必修、必修、必修…

大好きな英語の講義も

周りが日本語ばっかり喋るから

全然楽しくない。

下手でもいいから、

英語で話そうよと思ってしまう。

 

学歴社会

いつかこの魔物が日本を壊す気がする。

 

だから飲まれないようにするには

動いて動いて動きまくるしかない。

 

会いたい人のために

名刺を渡して、自分の思いを言うために

決して安価じゃない電車代を払い、

岩美まで行った。

 

岩美高校の校長先生をはじめ、

岩美の教育委員会教育長

隠岐島前高校を生まれ変わらせた

教育特命司令官

そのほかにも多くの方にお会いし、

名刺を渡しまくり、

自己紹介をしまくり、

思いを伝え続けた。

 

それがいつか功を奏す日が来る。

今日は県立高校の方との打ち合わせ。

県立高校でだっぴができますように。

 

冒頭で出てきた彼は、

きっと大人から可愛がられるタイプだ。

 

何もかもを包み隠さずいう。

その言ったことは、

大概、筋が通っている。

素晴らしい才能ではないか。

 

「あんたの来年の目標は

金を貯金することだいな」

「そうだね」

「あ、そういえば財布もってきてねぇや」

そういうと、彼はメニュー表を手に取り、

焼酎を注文したのだった。

Fin.