本と音とそれから語学、私ブログ。

自分の思いを一つ一つ紡いでいく。

Revolution.

どうやら投稿の回数を間違えていたらしい。

失礼しました。

さてさて、今回は、

予告していたように、

私にとっての

革命者 について話そうと思う。

 

私の人生において

革命者と呼ばれる人は二人いる。

あ、もう少し言えば三人か。

 

一人目は、

中学時代の音楽の先生。

一言で言うならば、

いと強き女性

例年通りという言葉が最も似合わない人。

よって革命者第一号と名付けよう。

 

何がすごいか。

皆が歩いていく例年通りの道の隣に、

新たな道を勝手に開拓し、

そこを堂々と

あたかも始めからあったかように

歩いていくのだ。

 

具体的に説明しよう。

彼女は合唱部の顧問をしていた。

合唱部は毎年、学園祭で

合唱を披露してくれるのだが、

私が三年生の年、

部活動に加入していないが、

歌が好きそうな生徒を集めて

合唱団を作ってのけたのだ。

男性パートに関しては

声質が良い子を選抜していた。

 

そんな彼女のどこに魅力を感じたか。

 

輝ける場所を与えられる人だというところ。

 

誰しも人から賞賛されたいという思いはある。

しかし、其れを表だって言ってはいけない

不思議な日本の文化がある。

 

能ある鷹は爪を隠す的なことだ。

 

ただ、今のご時世、皆がいそいそと

見えない何かに向かっているが故に

隠していてはほっとかれてしまう。

というか、

周りの雑踏の中に埋まるだけ。

アメリカ式に言えば、

 

声に出さない思いは無いのと同じ。

 

ただ、声を出して思いを語るには

声を出せるような場所が必要になる。

其れを与えられる人。

 

それが彼女だった。

 

目の前の子供が一番輝くには

どんな場所とどんな役割を与えるべきか

瞬時に判断できる力を持っている。

 

それはきっと

経験 という名の武器でしか

手に入れることはできないと思う。

 

私の人生よりもはるかに長く

教員という仕事をしているからこそ

知らぬ間にとんでもない能力を

彼女は身につけていたのだった。

 

カッコイイの一言だろう。

脱帽の一言だろう。

 

そんな彼女の生き様に私は惚れた。

初めて

この大人、すごい人や!

そう思わせてくれた。

 

私にとっては

高嶺の花 だが

少しでも近づけるように

精進するのみである。

 

もう二人を書こうかと思ったが

三人分に分けて書くことにします。

当分、私の革命者シリーズが

続きますので、

しばしお付き合いください。

Fin.