本と音とそれから語学、私ブログ。

自分の思いを一つ一つ紡いでいく。

春休みが教えてくれたもの

青空と桜のコントラストが

いつもの道を飾るようになりました。

お久しぶりです。

 

なんだか歳でしょうか・・・

 

桜を見ると、

わあーーー!きれい!

その一言では収まらない。

 

 

コブクロさんの「桜」を聴きながら

桜並木を歩くと、

一本、短いお話が書けそうな感情になります。

 

そして、家に帰ってから聞くと、

ぽろぽろ涙が出てきます。

 

ここ最近、強烈な恋愛小説を二本読みました。

 

島本理生さんの

ナラタージュ『Red』

 

生きていきにくくないのかなと

読者である私が思ってしまうくらい

人間の感情を揺さぶりに揺さぶってくる。

 

どうしてここまで人間の感情が

リアルに鮮烈に表現できるのだろうと、

恐ろしく感じてきます。

 

愛と衝動、それを抑える理性。

 

私の思う、

島本さんの作品のテーマかなと思います。

 

それのせいだけだとは言いませんが、

桜がぼやけて見えてきてしまう・・・

なんだか足元がふわふわしています。

 

どこまで感情移入するんだ!と

お思いでしょうが、

どうやらそんな風になったのは

この春休みが大きな

きっかけだったのかもしれません。

 

ドラマの中だけで見てきたことが

私の目の前で起きる起きる。

 

遅ればせながらの青春が

やってきたのかなと思いましたお話を

春休みのまとめとして書きます。

 

最後に今、ぐっとなってしまっていることを

書かせてください。

 

長文になります。

悪しからず・・・

 

 

#1 逢えてよかった

 

この春休み、

本来の予定であれば、

私は海外に留学するはずでした。

 

けれど、考えて考えてキャンセルしました。

 

確かに海外も魅力的だったけど、

でも、今はそれじゃないって思ったから。

 

今しかできないことをしたい。

 

多くの人に留学する話をしていたので

裏切ってしまうと思い、

なかなか決断できずにいましたが、

 

それでも、決めて良かった。

 

行ってたらきっと、

 

逢いたい人には逢えなかったから。

 

逢うべき人に逢えなかったから。

 

 

この春休みは

島根で頑張る人にたくさん逢いました。

特に、大学生の方にたくさん。

 

私の持っている集合写真すべてに

映っている学生さんも何人か・・・

 

春休みの始めに初めて会ったのに、

この春休みで何回、会ったんだろうねって。

 

中でも、

春休み最後のイベントになった企画が

私にとって一番大きかったかなと思います。

 

【DAIKOU HOUR】

 

このブログとは別に、

普通のコメントにもこのことは

思わず書いてしまったので、

(なんのこと?と思われた方は

私のFacebookページを遡っていただけたら幸いです)

今、思うことを・・・

 

 

私はきっと、本当に

【仲間】だと思える人がほしかったんだ。

 

友達でも、先生でもなくて、

 

同じ思いと問題意識をもって

ともに戦ってくれる

 

改善点を一緒になって考えてくれる

 

私の微力な力に頼ってくれる

 

何よりも、

いつも声をかけてくれる

気にかけてくれる

 

そんな仲間たちがいる場所に

私は身を置くことができました。

 

だからこそ、

私はこうありたい、

 

弱さを見せられること

 

助けてほしいとき、助けてと言えること

泣きたいときに泣けること、

苦しいときに苦しいと言えること、

 

分からないことは分からないと、

できないことはできないと、

正直に言えること。

 

どうしても強がって、人のためを思い過ぎて、

どこか自分が置き去りになってしまう。

 

自分を大切にできない人が

他人を大切になんかできっこない。

 

この春休み、学びました。

 

人には人の数だけ悩みがあって、

もやもやしていることがあって、

どうにかしたい思いがある。

 

でも、その数だけ

一緒に戦おうと言ってくれる人がいることも。

 

 

#2 新しい季節がやってきたけれど

 

学部の都合上、新たな地で生活していますが、

前期の授業が始まって二日過ぎました。

 

しかし、この二日間、誰ともほとんど

喋ってないことに気づきました。

 

新しい土地でのことで、

生活することで精一杯なところも

多少はありますが、

 

一人暮らし二年目なので、

ご飯だってできるし、洗濯もできます。

 

それでも、家に帰ると、

涙が止まらなくなります。

 

去年までは、

私の学部以外の人もいたので、

その人たちとばかりつるんできました。

 

だっぴだってそう。

岡山だっぴへの参加もそう。

しまねだっぴもそう。

 

だから、どんなに大学が嫌でも、

授業や教授が嫌いでも、

なんとか耐えてきました。

 

でも、新たな場所は何もない。

 

他学部生がいない。

留学生もいない。

中国語の授業もない。

 

あるのは訳のわからない授業だけ。

 

本当に私はここで三年間も

やっていけるのか。

 

やっていけたとしても、

それで本当に私は満足なのか。

 

苦手な同級生との付き合い、

それも女子の付き合い、

 

ここよりも居心地のいい場所を

春休みに見つけてしまったから、

 

心ここに在らずみたいです。

 

自分がどこか空想の世界にいて、

それを自分が外から見ている感じがします。

あたかも他人のように。

 

でも、それは紛れもなく自分の人生。

 

何がしたくて高校の時に

泣きながら数学をしたんだっけ。

 

こんなことなら大学なんて行かずに

他の道を選べば良かったと思うことも。

 

就職だって選択肢としてはあったし。

 

 

この間、高校時代に

お姉ちゃんと慕った恩師と

半年ぶりにご飯を食べに行きました。

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一年生の時の担任であり、

先生にとっては、私のクラスが

教員人生初の担任クラス。

 

担任は一年だけでしたが、

三年間、英語でお世話になり、

眠れない悩みから進路のことから

全部引き受けてもらってた先生です。

 

そんな先生に名刺を渡しました。

すると、

 

保健室で泣いとったあんたが

名刺なんか持つようになったん。

大人になったね。

抜かされそうで怖いわ。

 

いつか先生と一緒に働いて、

同じフィールドで、

教育者としての姿を学びたい。

 

そのために、なんとか

五カ年計画を立てたけど、

先が見えない。

遠いし、その保証もない。

 

 

学びたいことを自主的に学べるような

そんな思い描いていた大学生活は

どこいった?

 

人生って確か一度しかないよね…

 

Fin.